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脱アナログ!店舗運営のデジタル化! Green Beach House
2025.03.03

Green Beach House

住 所:唐津市浜玉町
業 種:飲食業
従業員:15 名

企業概要と背景

グリーンビーチハウスは今年で14期目を迎えます。 開業当初から「お客様に楽しんでもらえる空間づくり」を目指し、従来ある“プレハブ小屋スタイルの海の家” ではなく、 野外イベントの開催やBBQ スペース・キッズスペースを設けてマリンスポーツや海水浴を楽しむ客層以外の方々にも利用してもらえるよう工夫しています。 また、外観にもこだわっており「ウッドデッキ」や「バンブールーフ」などお店に訪れる方々に非日常を感じでもらえるような仕掛けを店内の至るところに設置しています。 元々前職でログハウスの建築に携わっていた事もあり、それらの経験を活かして自分で店舗設計・建築を手掛けています。

DX相談の背景と課題

更なる店内業務の効率化を目指して唐津市DX イノベーションセンターに相談しました。元々エアレジを導入していましたが、 それ以外にどんなデジタルツールがあるのか?自分たちと同じ規模感のお店で使えるものについて色々とアドバイスを頂きました。 後は、そもそもの「DX」の考え方について知識を得るためにセミナー・研修にも参加させて頂き、データを活用した店舗運営の重要性について学びました。

DXの目的と導入プロセス

DXの主な目的は業務効率化と売上拡大の2点です。これらの目的に沿って、予約システムの見直しやWEB サイトのリニューアル、EC サイトの新設、Instagram の活用など様々な施策を実施しました。 また、インバウンド需要に対応するためにQRコード決済やクレジットカード決済によるキャッシュレス化を推進しています。加えて、Google ビジネスプロフィール(※2) の設定をあらためて見直しました。 各種オンラインメディア(SNS/HP)へのリンク設置なども行い、Google 検索でお店を探している方に対して提供する情報量を拡充させました。 その結果、一定の効果や反響を得ることが出来ましたが、これらの取り組みを日々の店舗業務を行いながら片手間では行う事が難しかったため、デジタル専用の人材を採用。 これにより店舗業務を行いながらデジタル的な施策を回せるようになりました。

成果と効果

デジタルに関する取組とコロナ渦の収束も相まって2023年の売上は昨対比120%増となりました。 デジタル人材の採用以降より注力しているInstagramに関してはフォロワー数が700~800名増となっており一定の手ごたえを感じています。 また、定性的な変化としてアルバイト・パートタイマー含む従業員のリテラシーも徐々にですが向上しはじめています。 店内のオペレーションが手書きからデジタルに置き換わっていった事による効用だと感じています。 キッチンとホールとの連携も以前よりスムーズになり、繁忙期でも円滑に店舗を回せるようになりました。

成功要因と今後の展望

デジタルに関する取組で重視したのは、ツールの機能の把握・操作性の簡便さ・サポート面の3点です。 これらの情報を収集するにあたっては唐津市DXイノベーションセンターから適時アドバイスを頂きました。 第3者からの客観的な視点による意見を取り入れながら進めてきたのが1つの要因だと考えています。 今後は、既存の取組の改善を図っていきながら新たな取組にも着手しつつ売上を1.5倍にすることを目標としています。

Google ビジネスプロフィール(※2)
Google検索やGoogleマップで検索された時に表示されるビジネス情報をオーナーが自身で管理したり、情報の発信ができるツールです。